ハンバーグを買ったと思っていたら・・どうも気づいたらまたコロッケパンにするべくコロッケを購入していたドジからすです。

昨日はM18煙幕手榴弾の対になるレバーと安全ピンを別途入手して再生をしましたが本日は元喫茶店現古道具屋での2月分の戦利品ネタになります。


2月の新規開拓骨董市にてストックが切断された状態の木銃を購入(2020年2月6日参照)しましたがその際に元喫茶店現古道具屋に立ち寄りまとめ買いをした際に偶然の産物みたいな教範がありました。

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【剣術教範】
日本陸軍内における剣術(軍刀)の基礎や応用等をまとめた一冊になりますが稽古中にコッソリ見て復習をするためなのか手の平サイズとかなり小さい教範になります。

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比較例として複製九一式手榴弾と並べてみましたが九四式手榴弾なら教範の方が大きいですが九一式の場合は手榴弾の方が大きいですがこのぐらいの大きさと厚さなら軍衣のポケット等に忍ばせやすいかと思われます。

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今回の教範を許可した当時の陸軍大臣であった岡市之助ですが数年前にも陣中要務令(2018年10月7日参照)にも出てきましたがその時は軽く流してしまったため改めて陸軍大臣・岡市之助閣下について・・時は1860年3月28日山口県は萩にて長州藩で武士の家庭にて次男として産まれましたが明治維新後の1881年12月に陸軍士官学校の四期生として在学をした後に卒業後は旅団副官や中隊長や参謀等を歴任しつつ日清&日露の両戦争にも参戦をしていてさらに第一次世界大戦での軍功により男爵の位を授かり最終軍歴は陸軍中将でした。

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一部のみ抜粋しますがこちらのページですが・・剣術と言えども軍事訓練のためか軍衣の上から防具を着用しており面は被らず逆に軍帽を着用しております。

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次のページですが・・下に突き上げる動作を訓練兵とそれを指導する教官の図ですがもしかしたら同期が教官に徹底的に指導という名のしごかれている間にコッソリと突き上げる動作を再確認していたかもしれません。

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次のページですが・・ここでは胴に対しての斬撃方法について書かれてありますがちゃんと面等の頭部を保護する防具も使用されてあります。

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次のページですが・・試合をする前の教範が約8ページ分ありますがそれを熟読して理解をして始めて試合をするようです。

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最後ですが・・まるで🤺フェンシング🤺みたいに片手で胴の斬撃動作をしていますが調べてみたら多分これは「片手軍刀術」という元々は日本陸軍聡明期に軍事顧問として来ていたらフランス陸軍から伝わったフランス式剣術を採用した際に当時の軍刀はサーベル式のためこの片手軍刀術の基礎が出来ましたが結果的には顧問が帰国したらフランス式剣術は廃れて日本陸軍独自の剣術に変り片手軍刀術も明治40年以降に改良を重ねられましたが最終的にはこの剣術は騎兵科のみで訓練をされるようになります。

明日はランダム通常更新になります。